新商品を店内に陳列する際、その商品が新商品であることが
わかるように目立たせるように工夫することがあります。
しかし、そこまでお客さんが足を運んで初めて目立たせた
商品を見ることができるため、そこまで足を運んでもらう
必要があります。
店内にはその商品以外にも売りたい商品があるため、
その商品ばかりを過剰にアピールするのには限界があります。
ひとつの商品のためだけに大きな看板を立てたりチラシを
製作して配布するのは、費用がかかり過ぎてしまうこともあります。
また、商品が新しく出るたびに看板の設置や撤去、チラシの
配布をするためには手間もかかってしまいます。
そこで、その商品が陳列された売り場から離れた場所からも
アピールするために、のぼり旗を使う方法があります。
のぼり旗なら看板に比べて製作費用を抑えることもでき、
設置や撤去の手間もさほどかからず便利です。
駐車場などに新商品宣伝のためののぼり旗を立てることで、
その商品を買い求めるために来店を促すことも可能です。
日本の伝統技術が基になったシルクスクリーン印刷|誕生と歴史
第二次世界大戦の収束から間もない昭和23年に、菅野一郎氏は日本古来の
技術であるステンシルの技法を用いたシルクスクリーン印刷機を発明すると
同時に、「グランド印刷」の名称で販売することにして翌年に業界紙で
紹介されたことがきっかけとなって広く世間にも知られるようになりました。
ステンシルとは絵や文字などを紙に書いて切り抜き、その絵や文字を
移したい場所に置いて型紙としながら染料やインクなどで色をつける技法です。
そもそもステンシルの技術は前述のように日本古来のものだったのですが、
世界でジャパニーズ・ステンシルと賞賛されていた技術からヒントを得て
改良したイギリス人のサミュエル・シモンがスイス製のシルクを使って
「シルクスクリーン・ステンシル」と名付けて、1907年にイギリスで
特許を取得したのです。
これがステンシルの技術を使って機械的に印刷を施したものが、現在のように
シルクスクリーン印刷と呼ばれる発端となったといわれています。